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借金を一本化する!完済までの道のりとおまとめローン以外の方法

複数の借金をまとめるのに最も有効で有名な手段が「おまとめローン」です。

借金を1本化することによって返済額を軽減したり、複数ある返済日を1日にまとめることができる、さらに借入総額が上がることによる金利軽減のメリットもあるので多重債務の方にはとても魅力的なローン商品ですね。

ところが、おまとめローンを専門にしているローン商品はそれほど多くなく、審査もかなり厳しいのが特徴なのです。

最も有名で馴染み深いのが、東京スター銀行のおまとめローンです。
完済人になろうのCMで有名ですよね。

ただ、審査になかなか通らないことでも有名なのです。

それでは、多重債務で困っている方たちは複数の借金をどのように一本化すればいいのでしょうか?

ここでは3種類のおまとめ方法をあげ、完済への道筋も紹介していきたいと思います。

銀行カードローンで一本化する

銀行カードローンとは、利用目的が事業資金以外なら自由に使える最もメジャーな個人向けローン商品です。

なかには、おまとめや借り換えなどの一本化を不可としている銀行もありますが、用途自由で一本化もOKという銀行も存在します。

銀行カードローンを利用して一本化をするメリットは、

  • おまとめ専用ローンに遜色ない高限度額
  • 実は銀行カードローンのほうが金利が低い
  • 無担保・無保証で借りれる
  • WEBで完結できる

このようなメリットがあります。

デメリットは、融資を受けた後に自分で各業者に返済を行わなければならない点です。

おまとめ専用のローンであれば、業者があなたの代わりに返済をしてくれるので、強制的に一本化できるのですが、銀行カードローンの場合だと、自分で返済するため返済を怠ってしまい、借金総額が増えただけという事例もたくさんあるのです。

そこに気をつける事ができるのであれば銀行カードローンでの一本化は大きなメリットになるでしょう。

例えば消費者金融3社各100万円の借金を三井住友銀行で300万円おまとめする場合

業者 借入総額 金利 月返済額
A社 100万円 18% 3万円
B社 100万円 18% 2万5千円
C社 100万円 18% 2万円

三井住友銀行で一本化をすると・・・

業者 借入総額 金利 月返済額
三井住友銀行 300万円 8% 35,000円

どうですか?
金利は10%も低くなり、月返済額は4万円も安くなります。
これが複数のローンを一本化する最大のメリットなのです。

今、銀行カードローンは金融庁から目をつけられている!

ここまで銀行カードローンで一本化することの良さを上げてきましたが、金融庁から銀行カードローンの過剰融資について指摘が入り、かなり審査を絞り始めているようです。

また、おまとめや借り換え目的でのカードローン利用を制限する銀行も増えているため、今後は銀行カードローンでの一本化ができる銀行はなくなっていくかもしれません。

消費者金融で一本化する

消費者金融で一本化すると聞いて不思議に思う方もいるかもしれません。

あまり知られていないのが、消費者金融のおまとめローン商品です。

消費者金融の通常のキャッシングローンは総量規制の対象で年収の3分の1以上借りることはできないのですが、おまとめローンなら総量規制の対象外で借りることができるようになっています。

そして、銀行カードローンと違うメリットは、おまとめ専用ローンであることです。

ですから、消費者金融が代わりに借金を返済してくれるので、返済を怠ったりする心配がなく、必ず一本化に成功します。

ただし、銀行カードローンと比べると金利は高めで、他にも制約があるためデメリットも存在します。

主なデメリット

  • 金利高め(アコムの場合、7.7%~18.0%)
  • 銀行のローンやクレカのショッピングはまとめられない(アコム・プロミス)
  • 限度額が低い(アコムの場合、300万円)

金利が高めというのが一番のデメリットだと思いますが、一本化のしやすさは銀行と比べる由もありません。

まずは消費者金融で一本化をして、借入先がひとつになったら審査も通りやすくなるので銀行にチャレンジして借り換えるという段階を踏むのもいいかもしれませんね。

審査に通らないなら考えるべき債務整理という方法

一本化をしたくても金融業者の審査に通らなければ、永遠に楽になることはありません。

そのような状態になってしまった場合に考えるべきことは「債務整理」という借金の解決方法。

債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」という3種類の方法があります。

任意整理
将来利息をカットし3年~5年で残債を返済していく方法。
最もメジャーな債務整理で、整理するローンを選べるのも特徴。
個人再生
借金を5分の1もしくは100万円に減額して返済していく方法。
減額幅が大きく、財産も残せるうえ、家族や会社にバレにくい。
自己破産
借金をゼロにします。
家や車などの財産を失うことになります。

このような債務整理の種類があるのですが、一番のデメリットは信用情報に事故情報が登録されてしまうということ。
これをいわゆるブラックリストと呼びますが、登録期間中はクレジットカードを作れなかったり、ローンを組めなかったりと支障が出てしまいます。

しかし、おまとめローンの審査に通らない場合はこれしか解決手段がないのです。
一度専門の弁護士に相談してみるといいでしょう。

債務整理の詳細はこちら

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