こちらのページはもともとは銀行カードローンでおまとめした場合の返済シミュレーションを紹介していましたが、2017年に入り金融庁からの過剰貸付の指摘で銀行カードローンに調査が入りました。
それにともない銀行カードローンは審査基準の大幅な引き上げ、専業主婦への貸出禁止、収入証明書の提出義務金額の引き下げと自主規制を強め、例に漏れずおまとめローン目的での借り入れもほぼ不可能となってしまいました。
参考記事:銀行カードローンの貸付高が急増中!金融庁が問題視するポイントとは?
とはいえ、あくまで銀行側の自主規制ですので絶対におまとめできないというわけでもありませんのでシミュレーションは残しておきます。
銀行シミュレーションの下に現在一本化をするにあたって現実的な消費者金融のおまとめローンでのシミュレーションを紹介しているので、お急ぎの方はそちらをご覧ください。
500万円おまとめ時の月々の返済金額が安い銀行TOP2
総額500万円の債務をおまとめローンする場合、最低返済額の差が銀行によってかなり変わってきます。
軽くない負担ですから万が一のことも考えるとできるだけ現実的に返せる銀行を選択するべきです。
現状の月の返済額、金利を見比べて、確実にメリットが出る選択をしましょう。
銀行 | 月々返済額 | 総返済額 | 総金利額 |
---|---|---|---|
イオン銀行 | 40,000円 | 6,600,000円 | 1,600,000円 |
楽天銀行 | 50,000円 | 6,790,000円 | 1,790,000円 |
残高スライド返済方式は銀行側の設定で最終的な返済額がかなり変わってきますし、設定通りの返済をしていると上記表のように莫大な金利を支払わなければならないことに気をつけなければなりません。
最低返済金額が低いのに甘えるのは本当に困った月だけにして毎月一定金額をきちんと返済していくのが完済への近道となります。
500万円なら返済額も金利含めた総返済額も若干イオン銀行がいいスペックですね。
500万円おまとめ時の金利が低い銀行TOP2
銀行 | 金利 | 月々返済額 |
---|---|---|
イオン銀行 | 3.8~7.8% | 50,000円 |
楽天銀行 | 4.5~7.8% | 50,000円 |
単純に金利で選ぶと上記のような結果になります。400万円でもそうでしたがこのあたりの金額になると、月の返済金額もバカにならなくなってきます。
500万円からはイオン銀行が金利、返済額、総返済額全てで一番いい数字を出していますね。
500万円をおまとめした場合の残高スライド返済シミュレーション
ほとんどの銀行の返済方式は残高スライド返済となっており、銀行によっても設定が全然違いますし、理解できずに長期間の返済をして金利を多く払ってしまっている方が非常に多いのが現状です。
ここでは、上記の返済金額が安い銀行、金利が低い銀行であげたイオン銀行の残高スライド返済シミュレーションをしていきます。 また、残高スライドに縛られずに毎月一定金額を返済していった場合のシミュレーションもしています。
現実的にはこちらの返済が借金を早く終わらせる近道となりますので、ご自分の現在の返済状況と照らしあわせて払える金額でどうなるのかを見てみてください。
楽天銀行で500万円おまとめした際の残高スライド返済シミュレーション
借入先:楽天銀行 借入額:500万円 金利:3.8%
借入残高 | 毎月の返済額 | 元金 | 利息 | 返済回数 |
---|---|---|---|---|
5,000,000円→3,000,000円 | 40,000円 | 2000,000円 | 948,000円 | 74回 |
3,000,000円→2,000,000円 | 35,000円 | 1,000,000円 | 295,000円 | 37回 |
2,000,000円→1,500,000円 | 30,000円 | 500,000円 | 112,000円 | 20回 |
1,500,000円→1,000,000円 | 25,000円 | 500,000円 | 95,000円 | 24回 |
1,000,000円→500,000円 | 15,000円 | 500,000円 | 96,000円 | 40回 |
500,000円→200,000円 | 10,000円 | 300,000円 | 38,000円 | 34回 |
200,000円→100,000円 | 5,000円 | 100,000円 | 11,000円 | 22回 |
100,000円→50,000円 | 3,000円 | 50,000円 | 4,000円 | 18回 |
50,000円→30,000円 | 2,000円 | 20,000円 | 1,500円 | 11回 |
30,000円→完済 | 1,000円 | 30,000円 | 1,500円 | 32回 |
合計 | 6,600,000円 | 5,000,000円 | 1,600,000円 | 312回 |
楽天銀行は500万円のおまとめでも400万円時と金利は同じく4.8%です。
残高スライド返済をする場合ならソニー銀行よりは早く終わる計算ですが349回(29年)は現実的な回数ではないので繰り上げをうまく使っていくべきでしょう。
返済スケジュールを組んで無駄がない返済を自分でコントロールすることが大事です。
それでは楽天銀行の残高スライドにしばられずに一定金額を返済した場合のシミュレーションをしてみます。
月返済額 | 元金 | 利息 | 回数 | 総額 |
---|---|---|---|---|
40,000円 | 5,000,000円 | 1,375,105円円 | 160回 | 6,375,105円円 |
50,000円 | 5,000,000円 | 1,021,663円 | 121回 | 6,021,663円 |
60,000円 | 5,000,000円 | 814,124円 | 97回 | 5,814,124円 |
70,000円 | 5,000,000円 | 677,383円 | 82回 | 5,677,383円 |
500万円にもなると一定金額を返済していったとしてもこの程度の回数がかかります。
6~7万円毎月返済できれば100回以内で返すことができますね。
500万円を消費者金融でおまとめした場合の返済シミュレーション
500万円をおまとめローンで借りる場合、利息制限法で上限金利は15%となります。
消費者金融は銀行のように限度額によって金利が設定されておらず、審査によって決定するためシミュレーションは15%で行います。
審査によって15%以下になることはあっても越えることは絶対にありませんのでご安心ください。
500万円おまとめした時の返済シミュレーション
名前 | 月々返済額 | 総返済額 | 総金利額 |
---|---|---|---|
アイフル | 80,667円 | 9,680,097円 | 4,680,097円 |
アコムとプロミスのおまとめローンは限度額が300万円となるため、アイフルのみのシミュレーションとなります。
返済期間が長い分月々返済金額は低くなりますが、その分利息は多く支払うことになるのでできれば返済期間は短くしたいものです。
500万円をおまとめする場合のおすすめ消費者金融
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クレカも銀行も一本化できて人気のアイフル
アイフルのおまとめローン
CMでもおなじみの独立系消費者金融では最大手のアイフルは2種類のおまとめローンで人気です。「おまとめMAX」がアイフルを利用した人向け。「借り換えMAX」がアイフルをはじめて利用する方向けです。また銀行やクレカのショッピング枠までまとめることができるのもアイフルだけの特徴です。
アイフルを一度でも利用したことがあれば上限金利が銀行並みの15.0%となります。100万円以内で15.0%で借りることができるのはアイフルだけです。
ネット申込み後に店頭窓口での手続きが必要なのでご自分の行ける範囲にアイフルの店舗があるかどうかだけは確認しておきましょう。